ポストプロセッサとは
Fusion360のCAM(製造)を使用することで加工データを生成する事ができますが、この生成データはあくまでも中間ファイルであり、実加工データ(NCデータ)にするにはポストプロセッサで変換する必要があります。
簡単に説明すると、中間ファイルは工具の軌跡(座標)や工具種類などが基本的な情報のみが保存されています、この情報をターゲットとなる工作機械が理解できるように変換するのがポストプロセッサです。
工作機械の基本的な動きは
- ホームポジション
- 工具回転
- クーラント液オン(ミスト・エア)
- 切削
- 工具停止
- クーラント液オフ(ミスト・エア)
- ホームポジション
となりますが、この基本的な動きでも工作機械によって若干の文法的な違いがあるのでそれを「翻訳・通訳」するのがポストプロセッサの役目となります。
ポストプロセッサのカスタマイズ
ポストプロセッサのカスタマイズをする事で中間ファイル(CAM・製造)から実加工データ(NCデータ)に生成に加え、オペレーター固有の加工手順に変更したり追加する事が出来ます。
例えば、フルカバーのマシニングセンターじゃないのでクーラント液が飛び散らないようにM8、M9のクーラントのオンオフをワークに接近した位置で行いたいなど。
便利な反面、ポストプロセッサのカスタマイズすると保証外の動作をする危険がありますので慎重に作業する必要があります。
参考資料
日本語で解説されているサイトを紹介します。
仕組me技研 様
Fusion360のCAM機能を動画で判りやすく紹介されています。